引舞(ひきまい)について

◆引舞(曳舞)とは?

全国的には曳家(ひきや)とも呼ばれ、建物を傷めずに移動させる工事全般の総称です。

 

建物移動の他にも地盤沈下などで傾いた建物の修正(不等沈下修正工事)や、床上床下浸水を予防・改善させる嵩上げ工事などを請け負っております。

 

また、引舞の語源として舞うように綺麗に移動させる様子から初代の末娘(現代表取締役の祖母)が考案、命名しました。

 

初代の創業当初からコロ曳きではなく、トロッコレールと独自開発の下駄ローラーを使用していたので曳舞ではなく引舞となったと言われております。

 

現在は鉄道用レールと全国的に普及、使用されている曳家専用のローラーを独自に改良し使用しております。

 

よくコロ曳きとローラー曳きの違いを聞かれますが、例えるなら新幹線と普通の電車の違いに似ています。

新幹線は速く乗り心地も良いですが普通の電車は時間もかかり振動も多く疲れます。

 

建物の為にも静かにストレスなく移動させられるのがローラー曳きになります。

◆工事予算はどのくらい?

引舞工事は解体費用の坪単価(㎡単価)と同じくらいです。

 

但し、引舞工事費の他に新しい基礎工事費、古い基礎の解体費が別途発生いたしますし、住宅の場合は更に設備工事費なども発生致します。

(トータル的には新築費用の3分の1~5分の1程度です。)

 

※建物の構造や立地条件、移動距離、回転の有無などの内容によって異なります。

◆移動させると建物の寿命が縮むのでは?

ジャッキアップ、移動中の建物の揺れ、振動は震度1~2程度ですので心配はありません。

 

むしろ新しい基礎コンクリートに移るので基礎強度が増し寿命は伸びると言えるでしょう。

◆壁を壊したり床を解体しないといけないの?

建物の土台下に鋼材をセットするので建物そのものに穴をあけることもなく修繕はほとんど必要がありません。

 

家具などの家財道具もそのままの状態で移動することが出来ます。

◆工事期間はどのくらい?

基礎工事から引舞工事、設備工事、引き渡しまでは1ヶ月~2ヶ月程度です。

 

リフォーム工事や外構工事がある場合は更に期間は長くなります。

 

※建物の構造や、今の建物と新しい基礎が重複する場合など内容によって異なります。